このページでは、株式投資をする上での情報収集方法についてお話していきます。
でも毎度のことながら、これについての答えも非常に単純なものです。
(シンプルなものほど奥が深くて難しいものではあるのですがね。)
Q. 皆さんが、一般的に情報収集するときにどんなツールがあるでしょうか?
A. 新聞・インターネット・テレビ・ラジオ・雑誌・噂etc
...てなところじゃないでしょうか。
就職活動経験者なら、すぐにピンとくるところでしょうね。
これから自分が働くかもしれない業界なり、会社なりについて入念に調べるように、
どんな就職情報雑誌でも大学の就職課でも指摘されるものです。
投資の世界でもベースは同じです。
まずは新聞を必ず読みましょう(テレビ欄だけじゃだめですよ)。新聞といっても山ほどありますよね。
その中でベストな新聞は、なんと言っても 日本経済新聞 (以下、日経新聞)です。
これは先ほどちょっとお話した、
大学生の就職活動でよく学生達が読むように薦められる新聞でもあります。
日経新聞は経済の流れについて日本の新聞の中でもっとも偏りなく且つ正確に書かれているため、
多くの経済アナリストや証券マンと言ったいわゆる“経済のプロ達”御用達となってる程の新聞です。
日経新聞にはいろいろな情報が詰まっています。
一面の右下には、前日の日経平均株価値債券と米ドル円の値段が記載されています。
日経平均株価 とは、
東京証券取引所一部(以下、東証一部)に関する会社のうちの代表的な225社の平均株価です。
この日経平均株価が上がったり、下がったりがわかるだけでも、
日本の株式市場が好調なのか、不調なのかがわかります。
また、日経新聞の真ん中には「主要指導」という欄があり、株式相場のデータが出ています。
他にも多くの投資家がチェックしているデータがあります。
▼まずは、東証株価指数
日経平均株価指数と並び代表的な株価指標です。
日系平均株価は225銘柄の株価の平均ですが、
この東証平均株価指数は東証一部上場している会社の時価総額(株価×上場株式総数)
(堀江さんが時価総額世界一の会社を目指していましたね。)を基に算出した指数です。
TOPIX(トピックス)とも呼ばれています。
▼次に、売買高
市場ごとに売買された株数(売買高)が発表されてます。
売買高が増えれば増えるほど、株式市場が活況であると分かります。
また、株式市場には「出来高は株価に先行する。」という格言があります。
株価が動かないにもかかわらず出来高だけが増えていくことがあります。
つまり、株価がまだ上昇しないうちにその株に注目する人が増えてくることによって、
株価が動き出す前に出来高が増えてくるのです。
▼そして、大商い10銘柄占有率
その日の市場の出来高のうち、上位10社の出来高がどれだけ占めたかの数字です。
いくら株式市場全体の出来高が増えていても、
この占有率の数字が高いと、一部の銘柄に売買が集中していると読むことが出来ます。
1つのテーマが物色されている場合が多いのかもしれません。
...てことは、全体的には相場環境はよくないとも考えられます。
逆に、出来高が増えてなおかつ占有率の数字が低い場合には、
株式市場全体が活況になっていると考えられます。
▼最後に、売買代金
売買代金というのは売買が成立したときの値段にその時に成立した株数をかけた数字です。
売買代金は相場のエネルギーとみることもできます。
出来高が増えているのに売買代金が増えていないのは、
株価の低い銘柄が多く売買されていると考えられます。
逆に、売買高が少ないのに売買代金が多いのは、
値嵩(ねがさ)株と言って株価の高い銘柄が多く売買されているということが考えられます。
日経新聞から簡単に得られる情報はこんなところです。
また東洋経済新聞社が四半期ごとに発行している「四季報」も非常に非常にめちゃくちゃ役に立ちます。
四季報には全上場企業の会社情報が掲載されています。
業績や財務データ、そこから見えてくる今後の展開にいたるまでコメントしてあります。
投資家にとってのバイブルと言われるのも満更ではありませんね。
インターネットで各会社のホームページのIR(Investor Relations)情報を閲覧するのもいいと思います。
これは投資家に対して、各企業が投資判断に必要と思われる情報が提供されています。
参考にはなるでしょう。
他にも経済系の雑誌やテレビ東京のWBS(ワールドビジネスサテライト)も参考になると思います。
(WBSの小谷真生子さん、知性に溢れていてお美しい!!)
また色々な勉強会(セミナー)に参加するなんてのも手でしょうね。
他にも分析と言う観点から幾つかお話したい日経新聞必出且つ抑えておきたい情報があるのですが、
それは分析のところで触れたいと思います。